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●『わたしのマトカ』 片桐 はいりさん

荻上直子監督の映画『かもめ食堂』のロケのためフィンランドに向かった一行。

とにかく食いしん坊という作者は、行きの飛行機の中で、
映画でも登場するシナモンロールや
サルミアッキという、タイヤやゴムに塩と砂糖をまぶしたような味の飴と出会う。
この2つ日本で言えばおにぎりと納豆に相当する・・らしい。

また現地では、サルミアッキ・ウォッカという、まずいのになぜかはまるお酒を薦められたり、
ロケの現場ではトナカイの肉にリングンベルィというジャム(!!)をかけろと薦められたり、
などと食の文化交流をする。

また、ウルトラマンやガッチャマンの威力を再認識したり、
蕎麦の味が恋しくなったり、ヘルシンキのマッサージやクラブを体験したり、
ファーム・ステイでサウナに入ったり、タンペレのムーミン谷博物館で大感動したり。。。

映画はもちろん、フィンでの滞在を楽しんでいる様子が生き生きと描かれていて、
わたしもいきたーいと、読んでいて叫びたいような気持ちがむくむくと・・。

ちなみに題名の「マトカ」とはフィン語で「旅」という意味だそう。
初めてのエッセイだそうだけど、すごく読ませる文章。
凝った文章というよりは、片桐さんの人柄が表れていてかつ、
その全体の雰囲気が心地よい感じ。

2作目の『グアマテラの弟』も早く読みたいな。
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